探偵の愚痴
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電話帳の広告。
電話帳とは本来、名称と電話番号が記載されているもの。
一般家庭に無料で配布している電話帳に、広告が記載されていると、どんなときでも気軽に見ることができる。

そこに、有名人を起用した広告を見ると、あたかもその人がそれをおすすめしているように感じたり。
とくに、探偵なんて、どちらかと言えば胡散臭い職業の場合、知った顔を見つけるだけで、そこが信頼できるところのように判断してしまうものなのだ。

でも、この広告。
そのスペースにもよるのだけれど、十万単位から百万単位の広告料が必要となってくる。
そこに、有名人のギャラも必要になるのだから、過剰な広告を載せているところは、純粋な調査料に、この信用料とも言える金額が加算されると思った方が良い、ということ。

バブリィな、調査がばんばん入っていた時代なら、それほど気にならない金額だったのだろうが、たぶん、調査が減っているだろう今は、1件1件への負担も大きくなっているに違いない。

その他にも、浮気している男性の特徴や、チェックリストを配って、浮気度評価をしてみたり。
楽しみながら、話しを聞いてもらいました。
そして、調査を頼むときの注意事項や、調査をたのんでいる間の対応の仕方、など。
よくいる困ったタイプ。

浮気をしているだろうことに腹を立て、ケンカっぱやくなり、ちょっとしたことで揉めたときに、「わたし、探偵雇っているんだから!!!」とばらしてしまう人。
その場で、調査終了となりますので、ご注意ください。

自分が尾行されている、と知っている人を尾行することなんて、できませんからね。
調査をするのも難しいものですが、調査を依頼するほうも“普通にしている”というポーカーフェイスが必要なので、簡単なものではないのですよ。

こんな風に話していると、主婦たちのぼくへの評価は、若いのに、よく知っていて、できる男、ってな評価を勝手にしてくれたのだ。
何かあったら、あなたに調査を依頼するね、という言葉を残し、実際に調査を頼んでくれる、に至らないまま・・・。

たぶん、ながく事務所を経営することが出来てれば、そんなこともあったのかもしれないのだけれど。




 
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